「野球ノートに書いた甲子園」も今回で5冊目になる。
野球をうまくなるために、「野球ノート」を取り入れている高校の「野球ノート」が紹介されている。その「野球ノート」も高校によって様々な方法で、それぞれに特徴があったりして、読んでいて面白くもあり、考えさせれることも。
そして、それらは、人生や生活、ノート術、手帳術といったことにも応用できる内容だったり。
「熱い想い」がぶつかり、多くの感動を生む「甲子園」。そんな甲子園でのプレーの背景には、様々な厳しい練習や周りの助け、気づきがあったから。そんな想いが、込められている「野球ノート」が紹介されており、読んでいる側にも元気を、勇気をくれる一冊になっている。
今回取り上げられていたのは、
・作新学院高校(栃木県):甲子園覇者が武器にした言葉の力 「作新学院の2番」の重責
・報徳学園高校(兵庫県):大エースの再起と全員野球のために 唯一無二の「交換日記」
・英心高校(三重県):野球ノートがめくった歴史の1ページ 大敗と通信制高校の挑戦
・八王子高校(東京都):ありんこ軍団が貫くオリジナル野球 欠かせない「考える」野球ノート
・福岡大学附属大濠高校(福岡県):主将に胴上げを 監督と綴る「交換野球日記」
・北海高校(北海道):一喜一憂しないチームの礎 準優勝を導いた「野球ノート」
の6校。
興味深かった内容は、
・人と同じでは何も残らない。人よりも良く強く。
人と同じやり方もできるが、人よりも前へ、先に、上へという気持ち、気力、意思、意識が己を伸ばす。
試合中の現場監督になれ!
・グラウンドで感じたことをしっかりとノートに書き留めることができるか。
・今だけではなく、今後も野球を続ける上で、見返したくなるのーとにする。
・野球においても、人間性においても「つもり」というものに気付かなくてはいけない。野球でいえば、頑張って練習しても結果がいつまでも変わらなければ、それは「頑張っているつもり」となってしまう。
・ノートを通じて言葉の成長が技術の生長にもつながっている。
・ノートには曖昧なことを書くのは良くないので、自分の思ったことを率直に書くこと。