「情報」というのは? 情報を武器にするために、新書『お金や人脈、学歴はいらない! 情報だけ武器にしろ。』(堀江 貴文)

 これからの時代、情報社会の世界で、情報で生きていくためには、という情報とどう付き合っていくか、という内容でした。

情報を所持することは、未来を見抜くこと。未来がわかれば、あらゆる不安は消え去る。
「今の『常識』はフィクションでしかない」「『思い込みの罠』にはまってはいけない」。あらゆる嘘に振り回されず、今に集中し自由な人生を選択していくためのアウトプット&インプット術。「情報弱者」に陥らず、人生の恐怖と不安から脱していく、情報を武器にする全方法を一挙公開。
(本の概要より)

 本の内容は、
・第1章 情報は「狩り」にいけ! 浴び続ける情報収集術
・第2章 情報を所持することは、未来を見抜くことだ 思考停止するな、考えながら動け
・第3章 誰でも技術を簡単に学べる時代 情報の価値をどう高めるか
・第4章 アウトプットするから情報が価値を持つ 「見切り発車」がすべての質を上げる
・第5章 おかしな情報はスルーする 「常識という嘘」に毒されるな
という構成になっています。

 情報化社会が繰り広げられていきますが、情報に振り回せる時代にもなってきます。
 そんな時代の中で、何を武器にするか。
 情報を武器にすることは、これからの社会では生き残っていく重要なポイントになってきます。

 そんな情報を扱うために方法や考え方などが書かれていました。

 興味深かった内容は、

・国家や宗教、貨幣など社会には「ルール」があって、皆その枠の中で生きているが、それらは全て人間がつくり出した思い込み、フィクションにすぎないということ。

・情報をハントする「狩り」が終わったら、次は自分の頭で考え、自分なりの言葉で世界中に発信することが重要。

・「考える、調べる、試す」という「思考実験」を繰り返し行うことでしか、情報を勝ちあるものに高めることはできない。
 情報を得ている者が強いのではない、思考実験をし続ける者こそが最強。

・僕らは、正しくは、人ではなく情報と会っているはず。
 ビジネスやプロジェクトの場合、相手の持っている情報と自分が持っている情報が交わっているということ。

・3つの分野で「100分の1」の人材になって、その3つを掛け合わせれば、「100万分の1のレア人材」になれるという成功法則。
 3つを掛け合わせるのが難しいなら、今もっている情報を二つ掛け算するだけでも、自分のポジションは築けますよ、という話。

・情報収集を終えたら、人前でリアルに「アウトプット」する。このサイクルを大切にしている。

・今、仕事がAIやロボットにどんどん奪われるのではないかという議論が活発だけれども、そうではなくて、「今、仕事として認識されていないものが仕事になるだけだ」。