新書『独裁の宴 世界の歪みを読み解く』(手嶋 龍一,佐藤 優)

 世界の動向を見るのにヒントになりました。

米朝衝突の危機に加え、帝国主義化する中ロの指導者は独裁者と化しつつある。グローバリゼーションの進展で、経済も政治も格段にスピードが速くなり、迅速な意思決定を求められるようになった。手間もコストもかかる民主主義に対する市民のいらだちは募るばかりだ。だからといって、民主主義は捨てられない。こんな乱世に、政治のリーダーはどうあるべきなのか……。
(本の概要より)

 本の構成は、
第1章 「北の脅威」を検証する
第2章 米朝が“結ぶ”これだけの理由
第3章 ニッポンを知らないトランプ、トランプを知らない日本
第4章 「一つの中国」への転換にみるトランプの政治手法
第5章 気がつけば「独裁化」が進む世界
第6章 衰弱化した政権党が主導する「改憲」に勝算はあるのか
第7章 地政学を語り、「非核一・五原則」へ舵を切れ
といった構成になっています。

 世界の国際情勢を見るのに、本書はそのヒントが書かれていました。