独特な視点が興味深かった『ゴジラと日の丸 片山杜秀の「ヤブを睨む」コラム大全』(片山 杜秀)

 ゴジラ関連だと思って買ったら……。

『ゴジラと日の丸 片山杜秀の「ヤブを睨む」コラム大全』(片山 杜秀)

「言論界に、怪獣現わる!

国会議事堂も、東京スカイツリーもまっ青。
沈みゆくニッポン「失われた20年」を一挙に回復する、
軽快無類、博覧強記、快刀乱麻の巨冊登場。
(本の帯より)」

 これは完全、私のミスなんですが、タイトルの「ゴジラ」を見て、ゴジラ関連だと思って買ってしまい、読んでみると、ゴジラはそんなに……って感じです。そうです。CDでいうジャケ買いみたいな感じで買ってしまいました(笑)。
 すごく分厚い本で約500ページ後半ぐらいあり、大きな意味ではゴジラに関連してるといえばそうなんですが・・・・・・ゴジラをもっと重く真面目にとらえる形では関連してきます。

 ただ、読んでみると、著者の視点は面白かった!
 ゴジラと関係なく読むことが前提ですが、著者の視点は興味深いものです。それに、歴史や社会なども盛り込まれていました。
 当時の雰囲気を感じることができる内容も多く、読んでいて面白いといえば面白い。

 ただ、思いっきし、「ゴジラ関連だ」と思って読むと痛い目にあいます(笑)。

4/10)