新書『思考法 教養講座「歴史とは何か」』(佐藤 優)

 歴史から考える内容でした。

講義形式で贈る人生の実用書!!
・陰謀史観に対抗できるのは、健全ねユーモアと笑いだ
・ヘブライ的な発想とギリシャ的な発想
・力で物事を理解するのは、新自由主義の市場の発想だ
・¥我々はボランティアのことを翼賛と言っていた
・ヒューマニズムは個人主義でも合理主義でも生命至上主義でもない
・日本が露骨な帝国主義国になっていく可能性は高い

朽ちない教養をこの手に!
いま世界で起きているのは、すでに克服され、古いものになったはずの民族問題であり、宗教問題の再発である。
歴史とは何か? ヒューマニズムとは何か? 近代〈モダン〉とは何か?
冷戦後、終わったことにされた近代〈モダン〉こそが未だに世界では影響力を持っている。
古今の書物に脈々と流れる論理の構造を掴み、解き明かすことで、危機の時代を生き抜く思考法を身に付ける。

知性によって裏付けられたユーモア、ときにはアイロニー(皮肉)を用いることによって、我々一人ひとりが社会的にどのような位置にいるかを知る。
(本の帯より)

いま世界で起きているのは、すでに克服され、古いものになったはずの民族問題であり、宗教問題の再発である。ゆれる現代社会はナショナリズムへの理解がないと分析できない。それにはキリスト教への理解がないと分からないし、根源的な歴史哲学や論理を押さえなkれば、物事の表層をなぞるだけになる。一過性ではない教養を身に付ける、危機の時代を生き抜く思考法!!
(本より)

 本の構成は、
第一講 歴史とは何か
第二講 歴史と人間
第三講 ヒューマニズムとは何か
第四講 近代〈モダン〉とは何か
といった構成でした。

 佐藤優氏の歴史を通じた思考についての講座を書籍化したものです。