日本を舞台に世界との関係が繰り広げられた、小説『警視庁公安部・青山望 最恐組織』(濱 嘉之)

 同期カルテットでの最後の事件は、日本と世界で繰り広げられました。

東京マラソンと浅草三社祭で覚醒剤混入殺人事件が相次いで発生! 警視庁公安部のエース青山の大胆な捜査の末に、暴力団と中・韓・露マフィアの複合犯罪が明らかに。最強かつ「最恐」の組織はどこか? 青山と同期カルテットは人事レースを生き残れるのか? 公安出身の著者ならではのリアルすぎる書下ろしシリーズ第12弾、遂に完結!
(あらすじより)

 東京2020のオリンピックが現実世界で準備されていますが、小説の中ではそのテロ対策として事件が繰り広げられていました。
 その背景には、暴力団とマフィアという日本国内の問題だけでなく、世界のマフィアの問題が日本に影響するという、事件でした。

 小説では、現実の出来事も含めた世の中の動向が触れられており、それがどこまで史実なのか、と考えさせられつつ、小説を楽しみながらも、現実世界の動向を考えさせられるように、楽しめました。

 肝心の物語は、今回もまた読みやすい内容となっていました。

 そして、冒頭にも書きましたが、同期カルテットの最後の事件として、物語が楽しめました。

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