元気な年配が伝えるメッセージはを考えさせられる、小説『オールド・テロリスト』(村上 龍)

 どこか大切なものは何なのか、社会や人の人生を考えさせられた物語でした。

「満州国の人間」を名乗る老人からのNHK爆破予告電話をきっかけに、元週刊誌記者セキグチは巨大なテロ計画へと巻き込まれていく。暴走を始めたオールド・テロリストたちを食い止める使命を与えられたセキグチを待つものは!? 横溢する破壊衝動と清々しさ。これぞ村上龍と唸るほかない、唯一無比の長篇。 解説・田原総一郎
(小説のあらすじより)

 元気がない若者に、元気が年配。そんな構図で、今の世の中に年配の方が動き出すもので。
 物語では、年配の方々の活動は、どこか過激でありますが、それが伝えるメッセージを考えさせられるものでした。

 物語は、テロが起き、そのテロや犯人たちを追っていくもので、どことなく淡々とした部分もありながら展開してきました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする