根柢は、「基本」をきちんとすることが、実は大きな効果をもたらすことだと。
「ゴールドマンとマッキンゼーにおける元上司・同僚、ハーバードのクラスメート達には、能力や経験に関係なく真似できる、明らかな共通点があることに気づきました。
それは「基本に徹する」ということです。
(本より)」」
基本を大切にすることって意外と難しかったりしますが、エリートの活躍はその基本をきちんと大切にしているからだと。
基本を大切にすることで、ちょっとした差が生まれ、それが大きな効果にも発展していくことに。基本は、行うプロジェクトや行動の根本にあるのを見つめることにもなると。
要するに、基本の大切がいかに大切かということが書かれていました。
興味深かったことを書いていきます。
・人は、自分に関心を持ってくれる人には、自然と好意を抱くということ
・週1回は、必ず社外の友人・知人と情報交換をすること
自分の興味と異なる関心を持っている人、異なる環境で育った人、別の業界で働く人、年齢やバックグランドの違いから生まれる異なる価値観を持った人と積極的に話してみることで、視野と人脈を広げる目的でとても効果的
そのために、意図的に1週間に最低1回の時間を確保するようにする
・心に余裕があると、行動に余裕が生まれ、行動に余裕があれば、心に余裕が生み出されるということ
・「正解のない問い」は世の中にたくさんある。日頃から、自ら、世の中の現実課題に目をやり、自分なりの解を見出す努力をすること
・読んだら3倍考えること
1対3の法則を実践する際には、章ごとに手を止めてみて、章ごとに要旨を書き出してみる。本を全部読み終えると章ごとの要旨が残り、その章の要旨を分類分けし、論理構成を整理。さらに、主要メッセージを引き出す。最後に自分なりの意味合いを引き出す、という作業をすることで、整理される
・「考える」ことを骨の髄まで染み込ませることが大切
・紙に書き出すことは、結果的に物事が整理できるということ
1:頭に浮かぶことを書き出す、2:論理構成・因果関係・優先順位・言葉の表現を気にしない、3:何度も書き直しながら整理していく
・帰宅前に自分の机を綺麗に整理整頓すること
複数のプロジェクトをかけもちする中で、資料をプロジェクトごとに整理整頓し、机の作業スペースからファイルに整理。1枚のペーパーに明日のTo Doを書き上げ、翌朝出社時から全力で仕事に取り掛かれるように、優先順位付けをしてから席を立つ
・月曜午前中の仕事ぶりを見れば、その人の能力がわかるということ
・新しいプロジェクトは、5分間取り掛かり、作業計画を作ることで、スケジュール管理もできる
その時点で疑問点があれば、すぐに確認する。締切日を自分の中で1日前倒しに設定すること
・レスポンスのタイミングは、あなたの名刺と考える
つまり、レスポンスの対応とタイミングが自分自身の信用につながっていくということ
・骨太のメッセージを用意し、サポートとなる構成。資料は白黒からスタートし、最後に強調ポイントに配色を施す
・自ら責任を背負うこと
そうすることで視点が高まり、自分に何が足りないかが明確に見える。早め早めに自分の長所を強め、欠点を補い、キャリアを積み上げていける
・会社の同僚全員から支持されないまでも、少なくとも一部の人から応援して送り出してもらうような一定の要件を満たすことが大事
・自分ノート。備忘録やTo Doリスト作りのために開いたノートの合間に、その時思いつく自分の将来像やそれまでの中間目標を書き込む。時々、自分の目線を上げるために、目標を思い出す
などなど、ヒントになることが書かれていました。
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